一目惚れするようなときめく服は着回し出来ない?

fashion

服を買う時、一目惚れするような素敵な服は大抵着回しが出来ない。
よくあるのは、頭の中で家にあるものと組み合わせが数パターン考えられなかったら諦める、というもの。これっていつもどこかで見かけるフレーズ。

・この着方しか出来ないから諦める
・他に組み合わせが思い浮かばない

だけど、そもそも「着回しが出来る服でときめくような服は少ない」
そんなこと考えず、「この服着てみたい!この服素敵!」と思う服に出会ったら、「どういう風に着たいかをイメージする」ということが本当はもっと大切だと思う。

どういう風に着たいというのは例えば、「モダンに着たい」「昭和ノスタルジックに着たい」「この服が一番素敵に見えるように着たい」など、言わばその服を着るときのコンセプトということだ。
振り返ると、私はいつも「この着方がベスト」という着方しかしていない。

沢山組み合わせが出来るメリットは何だろう。
数少ない服でも「沢山服を持っているような人」になることが出来る。
それでオシャレな人も沢山いる。
ぶっちゃけ服の組み合わせの数って重要ですか?
私自身学生時代は毎日手帳にその日着た服のイラストを描いており、毎日いかに着回すか、同じ組み合わせにしないかに楽しみをしていた。
だけど、今はあの頃とは違う。
40代、組み合わせ(ファッションコーディネイト)を無限に作り、「沢山服を持っている人」になるよりも、「自分にしっかり似合う服を着てスタイルを持つ人」になる方がなりたい姿。
もちろん、コーディネイト力(りょく)というのも絶対に必要。
それはまた別の機会に。

何が言いたいかと言うと、着回しだけしか考えないで服を買うのは正直ちょっともったいない気がするということ。
というのも、着回しだけ考えると、ワンピースなんて、前開きのシャツワンピースとか、色々制限が出てくる。
その一枚で決まる服というのは買えないリスト入りしてしまう。

どの服にも合うベーシックな服ももちろん絶対に必要だけど、ときめくような心躍る服も毎日を豊かにする。
別にそれは、ワンシーズンに一度しか着なくても、持っているだけでときめく服なのだ。


このMARNIのジャケットはまさしくそれで、2002年SSのものだと思うが、デザイン性が強いので、着回しをほぼしない。
だけど、この服を着た時はハッピーになれる。

今日はユニクロとマルニのコラボの発売日。
この服は黒としか合わせられないな、それでも全然良いと思う。
だけど、この服は黒と合わせてこういう雰囲気で着たいと考えを変えるだけ、それを意識するだけで格段にオシャレ偏差値は上昇する。
そのためにはヘアスタイルはこうして、靴はこれ、と色々妄想してみる。


ところで、前に2022年春に着たいジャケットの中にこれを入れていないことに気づく。
手持ち服の中から服を選ぶ【春】 #01ジャケット編
そして、ドルチェ&ガッバーナのGジャンは全然着ないまま。
入れ替えないといけないなと思いながら、もう春が終わろうとしていていることに焦る今日この頃。