魅惑の国スリランカ旅行#2.天空の宮殿シーギリヤ・ロックへ

旅するしりーず
シーギリヤロック

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魅惑の国スリランカ旅行#1.シンガポールの室内の滝とは?
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2日目、朝6時出発でネゴンボからシーギリヤへ。
もっとゆっくり滞在したい、5時間なんで短すぎる、次にまた絶対に来ようと心に誓いながら早朝の美しい庭を後に初めの目的地「シーギリヤ・ロック」へ。

ゲストハウスの朝の外観

早朝のゲストハウス

早朝のゲストハウスの庭

早朝のマンゴーハウスの美しい庭

ここからは3時間のドライブ。
カーチャーターをしたので、4日間ドライバーと共に場所を移動しながら旅をする。
車は日本車で、ホンダのフィット。安定の乗り心地。
ドライバーのナラーカさんは運転が丁寧ですごく優しい方。
観光地でのやり取りは、googleのメッセージを使用した。

シーギリヤロックは、1982年世界遺産に登録された高さ約200m、南北約400mの巨大な岩。
ただの岩ではなく、なんと1550年前にこの岩の上に王国があったというのだ。
インパクトが強すぎて、一度見たら忘れられないような形の岩だ。

シーギリヤの遺跡は、5世紀カッサパ1世(在位477495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。岩山の中腹には『シーギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像が描かれている。当初は500体ともいわれたが、風化が進み現在は18体だけが残る。

シーギリヤロックは火道内のマグマが硬化して出来た岩頸で、形状は楕円柱、標高約370m、岩頸そのものの高さは約195m、全方位が切り立った崖になっている。
Wikipediaより

シンハラ王朝5世紀、カッサパ1世は、クーデターを起こし、父親から王権を奪取。
ただ、母平民出身の母親を持つカッサパ王は、王族出身の母を持つ弟に王位を奪還されることを恐れ、長らく首都であったアヌラーダプラを離れ、より安全なシーギリヤへと遷都するのだ。
そして弟からの報復を恐れたため、こんなに高い岩の上に王国を築いたとされる。
狂気の沙汰である。シーギリア・ロックの頂上までは1200段の階段。
毎日水や食べ物を運ぶとなると相当大変だと思う。

カッサパ1世は、弟に攻め込まれ自殺したため、王都として使用されたのはわずか11年。
その後イギリス統治下の1875年に、岩山に描かれたフレスコ画であるシギリヤ・レディがイギリス人によって発見される。
1000年以上もジャングルに埋もれ、忘れ去られていたらしい。

チケットセンターで入場料36ドルを支払い、トイレを済ませてドライバーと別れる。
そう、スリランカ人は安いけど、外国人の入場料は年々値上がりしている。
日本円で5000円って。スリランカ人の月給が日本円で2万ぐらいというのでだいぶ高い。
カードで払おうと思ったが、エラーでうまく払えず、現金(スリランカルピー)で。
よくあるみたいなので、現金を用意しておく方がいい。

シーギリヤロックの周り

シーギリヤロックに上る前に入口を抜けると周りが水路になっていた。
日本の城の周りの水堀を思い起こさせる。蓮が咲いていたらきれいだろうな。
と思っていたら、かつてはワニや毒蛇が放たれており、敵を阻むための堀として機能していたとされていたとか。怖すぎる!
下の写真はシーギリヤロックを背に撮った写真。

シーギリヤロックの周り

少しずつ上に上っていく。
ここも昔はジャングルに覆われていたんだろうな。
入口と出口が違うので、写真は行きに撮っておく方が良い。

シーギリヤロックの全体が見える風景

シーギリヤロック

シーギリヤロックが姿を現す。
すごい違和感のある大きな岩の登場に、やっとここまで来た!と疲れも吹っ飛びテンションが上がる。

シーギリヤロック登頂口

真下から見たシーギリヤロック

シーギリヤロック

シーギリヤロックを上るには、とにかくずっと階段が続く。
前には修学旅行生?のような学生の集団がいる。
怖くなるのでなるべく振り返らず、足元と前だけ見てひたすら上る。

シーギリヤロックの階段

介助してもらい上っている高齢の方もいた。
振り返ると絶景だけど、だいぶ高いので怖い。
ずっと人がつらなっている。

ライオンテラス

シーギリヤロックのライオンの足(フォトACより)

ライオンテラス

この写真の左に階段があり、さらに左側にもライオンの足がある。
ライオンテラスと言われており、かつてはライオンの顔もあり、口を開けたライオンの中に入っていくデザインであったのではないかと考えられているそう。

ライオンテラスのライオンの左足

一休みしてから、また頂上を目指し階段を上る。
ここからは一番急な外階段になるけど、もうすぐ到着と思うからか足取りも軽くなる。

日本のクラブツーリズムの団体が下りてくるのが見えた。
きっと朝いちばんで上ってたんだろうな。
この後も各観光地や有名ホテルでクラブツーリズムの団体と遭遇することになる。

シーギリヤロックの頂上には猿がいた

結構汗だくになりながら、無事に頂上に到着。
下の景色と共に写真撮ってもイマイチ映えないが、王宮の跡地と分かるぐらいラピュタの世界だった。

シーギリヤロックの頂上から見る歩いてきた道

犬が気持ちよさそうに寝ている

沐浴場の跡地

王宮の広さは約1.5ヘクタールあったとされ下宮、上宮、宮殿庭園の3つよりなってあり、現在はレンガ積みの基礎部分が残っているだけですが、沐浴場玉座演舞場とされる場所を見ることができる。

掃除をしている人がおり美しく保たれている

沐浴場の横にある王様の椅子

頂上でスリランカ人の日本語が上手なガイドに写真撮りましょうかと話しかけられる。
はじめ、お金を取られると思い断っていたが話しているうちに、彼がガイドをしている日本人もそばにいることがわかり、写真撮るのにお金いりませんよと言うので撮ってもらう。
上ってくる時にも「ガイドはいりませんか」と声をかけられるたびに断っていたが、このガイドさんは人懐っこくてすごく楽しくお話が出来た。
彼は日本人が大好きだそうで、カーチャーターしているというと、「象に乗る、水牛車乗り体験、スパイスガーデン」は勧めらるけど行かない方がいいよとアドバイス。
ガイドにかなりのキャッシュバックがあるそう。

シーギリアロック下り

下りには螺旋階段を上り、岩の壁面に描かれたシーギリヤレディを見ることが出来る。
残念ながら撮影は禁止だが、色鮮やかで美しかった。

あちこちに猿がいる

寝ている犬の多いこと

スリランカに来て無防備に寝ている犬が多いことに驚く。
なんだかこちらまでのんびりした気持ちになる。
シーギリアロックを降りたら時間は12時前ということで車でAnu’s Mom Kitchenへ昼食へ向かう。

Google Search

シーギリアロックでの昼食

フレッシュジュース

とにかくのどが渇いていたのでジュースを。
結果ぬるく残念だったが、氷入っていないのが正解なのかもしれない。
マンゴーとスイカ、安定の美味しさ。
外でも日陰はそんなに暑くない。

昼食

カレーとオムレツセットみたいなのを頼む。
グーグルの口コミ4.8だったけど、至って普通のお味だった。
お客は現地の人ばかりで、皆さん手で上手にカレーを食べていた。
カレーもオムレツも日本円で500円ぐらい。
ジュースは650ルピーなので325円ぐらい。
少し観光客価格かな?

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車で荷物と共に移動するので、観光は水とパスポートと財布とスマホとハンカチがあればオッケー。
あとは、小さなウエットティッシュを常備しておいて本当に良かった。

車で20分ほど、次の目的地、ダンブッラ石窟寺院(世界遺産)へ向かう。