似合わない色の服を似合うように着るには?

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パーソナルカラーがわかれば素敵に変身出来る?
ここ数年、イエベ、ブルベなどの言葉を良く目にする。
大手のコスメ口コミサイトでは半数くらいの人がイエベ秋です、などと書いている。
パーソナルカラー診断が一般的に浸透している証拠だと思うが、ではパーソナルカラー以外の服は似合わないの?

答えはノーである。
パーソナルカラーの組み合わせはいわば似合って当たり前のファッション。
お部屋に例えると、日本のモデルルームのようなイメージ。
正統派であり、ぴったりと隙のないイメージ。

美しいし、何も問題ない。
でも何か物足りない、目指しているものと違う。

海外のアーティストなどのお部屋の写真を見たことはあるだろうか。
色とりどり雑多に好きなものが置かれているのになぜかオシャレ。

違いは何だろう?

それはきっとオリジナリティ。
その人にしかない唯一無二の部屋だからめっちゃオシャレに見える。
そう、ファッションもきっと、ウインドーに飾ってある服を一式似合うからと言って揃えても、美しいし問題ないけど、何か物足りないと感じたらそこなんだと思う。

新しいもので揃えたらそれなりに見えるけれど、独自性は少ない。
全く同じファッションの人が前から歩いてくるかもしれない。
クローゼットをもう一度見返して、昔の服と組み合わせたり、もっと遊んでみると楽しいと思う。

似合わないと思ってしまいこんでいた服に一番似合う色を組み合わせてみる。
ベルトを合わせてみる、靴を変えてみる。
ノースリーブの服やフレンチスリーブの服があれば今年は中にTシャツを着てみる。

とにかくこういう風にしか着れない、という思い込みを捨てて色々楽しんでみること。
服というのは組み合わせを変えると意外なほどに新鮮に見える。

ちなみに私は、ウインター、オータム。
一番似合うのがウインターで二番目はオータム。

一般的に似合う色を顔の近くに持ってくると似合うと言われる。
2年前の写真↓

ヤフオクで買ったリネンのテラコッタ色のスカート、全然着方がわからない。
今まで絶対に手に取ることのなかった服。
上下で着ると顔色が悪く全く似合わない。
トップスに白を合わせてみるもあまりパッとせず。
トップスに紺を合わせてみるもやはりパッとせず。(写真紛失、すごく太って見えた)

去年の写真↓

ならば、絶対的に似合う黒を思い切り小物に取り入れたコーデでいってみる。
やっとパッとした!同じ服とは思えない。

ウインターの私は色のコントラストが大きいと着こなしやすいと判明。
華奢なアイテムより思い切り大ぶりな小物の方が似合う。

こんな風に、似合わないのは、服ではなくてコーディネイトの部分もだいぶ大きいというのが良くわかる。
そして多分、似合わない色を似合うように着ると、似合う色だけのコーデよりぐっとあか抜ける。

今日の写真↓

トップスをジレっぽく中に黒のTシャツを着てみた。
籠バッグは母の手作り。(母は籐工芸の先生)
サンダルはスリッポンタイプ。

ここ数年流行っていたくすみカラー。
若い子は本当に良く似合うけど、40代になるとなかなか難しい。
でも着たことがない色を着こなせたら、装うことがもっと楽しくなりそう。
今だからこそ着れるものもある、そう思うとわくわくするね。


子どもとのリンクコーデ(全身2年前のZARA)